平成28年11月4日(金)、鳥取県東部広域行政管理組合 気高消防署のご指導の下、防災訓練の一環として「煙体験訓練」を実施しました。
10月21日14時7分、鳥取県中部を震源とする大地震が発生しました。
いつもどおりの日常を過ごしていると急に強い揺れを感じ、みんな一斉に外へ避難しました。
今回は従業員も全員無事で大きな被害も無くホッとしましたが、次にいつどんな災害が起こるか分かりません。
様々な訓練をして災害に備えておかなければいけないと考え、この「煙体験訓練」を実施することにしました。
訓練は一部屋全体を使いました。
煙発生装置が作動しだすと、
あっという間に煙は部屋いっぱいに充満しました。
この部屋は出入口が2つあるので、今回は片方の扉から入って壁伝いに進んでもう片方の扉から出てくるというルートにしました。
では早速入ってみましょう。
「入りたくない・・・」
扉を開けた瞬間、入るのを躊躇しました。
意を決して入りましたが、
視界ゼロ!
少し進むと外からの光で窓の位置が確認できました。
そして少し進むと
また視界ゼロ!
しばらく進むと「ガンッ」と何かで足を強打しました。
煙装置を蹴飛ばさないようガードで置いていたテーブルです。
気高消防署の方が注意するようにきちんと近くで声をかけてくれていたのですが、進むのに必死で足元を全然気にしていませんでした。反省です。
やっと出口が見えてきて、
扉を開けて脱出成功!!
写真を撮るために2度入らせてもらったので、視界ゼロの恐怖を2度も味わいました・・・
この訓練はお昼休憩に実施をして自由参加としましたが、多くの従業員が体験にきました。
今回の地震で災害を身近に感じ、これまで以上に防災に感心を持つようになったのだと思います。
もちろん羽馬社長も体験しました。
想像以上に視界が悪かったので、みんな出てくるなり「あー怖かったぁ」と言っていました。
今回の煙はもちろん偽物なので目も喉も痛くなりませんでしたが、これが本当の火災現場だったら「怖い・痛い・熱い」でパニックになりかねません。
”自分の命は自分で守る”冷静な行動ができるように、常日頃から従業員一人一人が災害に対する意識を高めておかないといけませんね。